2011.07   ステンレス扉キッチン



 扉・サイドパネル・BOX見え掛かりは全てステンレス。内部はポリ合板です。












トール収納。中段はAEGコンビネーションレンジ



アイランド正面。天板はアドヴァンナチュラルクォーツ。



冷蔵庫上・ステンレスルーバー




浄水器一体型水栓:三菱レーヨンクリンスイ シンク前タオルバーも特注です。



松岡製作所3Dシンク・水切りプレート


「オールステンレスのキッチン」

「オールステンレスのキッチンを」という御依頼をよくいただくし、過去に何回かお受けしたこともある。でも今は結果として全て断っている…。理由は以下の通りだ。

@まずコストの面。ステンレスで出来ることは限られているのに全てステンレスにすると「金がかかるのに不便なキッチン」が出来上がる。リッチで且つシンプル生活志向なら別だが、現代人で庶民の私自身、どれほど工夫してもなかなか満足できるものは出来ない。

A次にメンテナンスの面。レールや金物がビスで固定できるはずも無く、全て溶接かカシメて留めるしかない。てことは取替え不可。すなわち金物が故障したら一巻の終わりなのである。もちろん箱ごと取り外して修理に回せば直るけど、抽斗一つに何とも大掛かりな工事になってしまう。その間生活どうすんの!?って話だ。

B最後に据付の面。建築現場では柱、床や壁の精度等様々な制約がある。ステンレスは思いのほかそういう周りの精度誤差を拾ってしまい、かつそれを解消するすべを持たない。木の様な柔軟さがないのだ。歪めて取り付けたが故に抽斗が開かなくなった例も過去にはある。

今回のキッチンは以上のようなオールステンキッチンのマイナス面を、外装部のみステンレスに限定することにより克服しようとしたものである(思ったより手間はかかったが…)。この手間の話を挙げればキリがないので、もしご興味のある方がおられればご連絡いただきたい。

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